孵卵器の自作メモ


夏休の自由研究で鶉の人工孵化に取り組んだ。
その時作った孵卵器についてのメモ。

時間がないので、写真だけ載せておいて、後で修正する。

ウズラの卵を孵化させるには37,8度で17日程度温めるといいそうだ。
これを実現するために、熱源と熱を保持する器が必要だ。そして温度管理。

それぞれ何で実現するか。
熱源: ひよこ電球20Wケース付き
器: りんごが入っていたらしい発泡スチロールの箱(縦48cm,横41cm,高さ26cm)
温度管理: 開口部のサイズを適宜管理して内部温度を調整するという手もあるがさすがにつらいので、サーモスタットを自作する

あと、温度管理が適切にされているかどうかを監視するための温度計。
今回は棒状温度計とデジタル温度計の2種で卵が置かれている部分を観測した。
一つでもいいと思うが、2つつけてみると棒状温度計が1℃〜2℃高かったので、2つの温度計が示す温度の平均が37,8度前後になるようにサーモスタットを調整してみた。

そして、湿度計。完璧なコントロールは諦めて、100均の奴。

発泡スチロールの箱内部の配置について。

孵卵器-真上から

孵卵器-真上から

卵は内部に設置した台の上に載せる。写真では茶色いかれ草が置かれている奴が台。
底に転がしてもいいが、台に載せれば底よりも温度が上がるはずで、上がればヒヨコ電球に通電している時間を短くして電気代削減につながると期待してのこと。

写真左側の布がかかったペットボトルは加湿用。
これで60〜70%を維持していた。(もちろん100均の湿度計での観測なのでホントのところどうなんだか)

孵卵器の温度管理に使った自作サーモスタット

孵卵器の温度管理に使った自作サーモスタット

台を設置している壁に台の高さにあわせて穴を開けてある。
その穴を通してサーモスタットのセンサー類と温度計を中へ入れる。

孵卵器-斜め上方から

孵卵器-斜め上方から

孵卵器の斜め上からの写真。
ヒヨコ電球のケースの上にアルミホイルをかぶせてあるのがわかると思う。
ケース上面はかなり熱くなり、発泡スチロールの蓋が溶けてしまったのでアルミホイルの帽子をのせて上面への熱放射を妨げ、蓋が止めるのを防止している。

こんなんでいいんですか?!という疑問もあるかと思うが、ちゃんと有精卵を買って投入した2度目の挑戦で11個中5個は孵化直前まで成長していたのが確認できているので、これでいいんだと思う。

孵化できなかったのは、孵化予定日の1,2日前に飼い猫に蓋を開けられていたずらされてしまってストレスをかけてしまったのと、寝ている間のことで長時間室温まで冷やしてしまったことが原因だと推測している。

これがなければ、きっと孵化できたはず。実際1羽は殻を割り始めてはいたから。(割り始めてすぐに力尽きたが…)

自作孵卵器を作りたい方の参考になりますように(-人-)

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