洗濯機用水栓・壁ピタ栓CB-L6への交換作業


引っ越してきてしばらくしてから買い替えた洗濯機からついに異音が聞こえるようになった。

修理して使い続けることも考えたけど、10年といえば保守部品も残りが少なくなっているだろうから、この異音を解消できてもこれから起こる故障を修理できないことはあり得るし、10kg対応の洗濯機を毎日1,2回稼働させているので壊れると部品待ちでコインランドリー通いもめんどくさい。

そんなわけでもったいない気もするけど、洗濯機を買い替えることを決意した。

電器屋さんにいってみると最近の洗濯機は10年前より大きくなっているらしく、今でもぎりぎり水道栓と干渉せずに使えてるのでサイズダウンしないと設置できそうにない。

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今使っているのが9kg対応の奴で、これでは足りないこともあるのでサイズダウンは避けたい。
となると水道栓をどうにかするしかないのだが、カタログをよーくみてみると壁からできるだけ突き出さないタイプの水道栓を見つけた。

壁ピタ栓CB-L6である。
壁から32mmくらいしか出ず、さらに上の方に接続口を上げられる優れもの。

・水道工事屋さんに頼んで、壁を割って水道管を伸ばして水道栓を上にずらす
・水道工事屋さんに頼んで、水道管を壁伝いに上に伸ばして水道栓を上にずらす

なんてことも考えたけど、技術者を頼めば軽く1万円はかかるだろうから、壁ピタ栓CB-L6を買って自分で交換作業をすることに決めた。

洗濯機と一緒に頼むと取り寄せで時間かかりそうな気がしたので、まずは近くのメイクマンと丸中商会に行ってみたけどやっぱりない。
仕方なくネットで検索して結局Amazonに発注。(9/23に注文して9/26には届いた)

壁ピタ栓が届いたので、さっそく交換作業に取り掛かる。

箱の中身
壁ピタ栓CB-L6の内容物

取扱説明書の内容物一覧と実際の内容物の突合せをし、問題ないことを確認する。

作業を始めてから大事な部品がなくて泣く泣くもとに戻すなんてのは嫌だからね。

問題がないことが確認できたら、元栓を閉める。

水道の元栓

台所や洗面台ならすぐ近くに栓が設置されているのでそれで止めればいいのだが、洗濯機の水道栓にはないので外にある家全体の元栓を止めることになる。
右側の上に突き出てるバルブをきゅっきゅと回して水を止める。
ここで半端だとまた戻ってきて絞めなおさないといかんのできっちり閉める。

閉めたら家に戻って台所か洗面台の水道栓を開いて水を抜く。
こうしておけば、洗濯機の水道栓を取り外す作業をしても大量には水が漏れない。

次に水道栓につながっている洗濯機に水を送るホースを水道栓から外す。
(ホース側から伸びて水道栓側にひっかける爪を外し、ホース側の襟のようなものを引き下げて水道栓からホースを抜く。)

このときホース側にたまっていた水が漏れるので雑巾を準備しておいて雑巾に吸わせるとよい。

ホースを外したら、いよいよ水道栓を外すのだが、今回は両手でエイヤっと力をかけて回して外した。
もし力に自信がない、手で回せなかったときにどうにかできるあてがない、という人はあらかじめ専用の工具を買っておくといいだろう。

水道栓を外すと壁にぱっくり空いた穴が出てくる。

壁から水道栓を外したところ

水道栓をつけるときに使ったシールテープの欠片(かけら)や何かのカスが水道管の口周辺に残っているので、爪楊枝、歯ブラシなどで掃除する。

いよいよ、壁ピタ栓CB-L6の取り付けに入る。

本体と延長管が接続された状態で送られてくるが、延長管を取り外す。
このときパッキンが落ちてくるので、落として行方不明にならないように転がりにくい雑巾の上で作業する。
あるいは箱状のものの中で作業する。

外した延長管とパッキンはセットにしておいておく。

本体のネジ部にシールテープを巻く。シールテープは付属しているので買わなくてもよいが、作業中に切れるとまずいので心配な人はホームセンターなどで買っておくとよい。近所では40円(5m)だった。

本体にシールテープを巻く

巻くときの注意点は以下の通り。
・巻く向きを間違わない
・軽く引っ張りながら巻き付ける
・ネジの先の方には巻かない
・ねじ込む方向にだけ回すこと。緩めてはいけない。

詳しく説明してあるページがあるので、そこを参考にしてほしい。

シールテープの巻き方(今野製作所)
シールテープの巻き方向(自分で直す水回り)

シールテープを巻き終わったら、壁の穴の中にある水道管のねじ山に本体を合わせて手でねじ込んでいく。
スパナやレンチなどの道具で締めるのは最後だけにする。そうすれば無理なねじ込みをして水道管のねじ山を壊すことが避けられる。

本体を取り付ける

本体の延長管との接続口を上にしてねじ込み始めて何回転かさせるとちょうど上にくるあたりで抵抗が強くなってくるので、真上にくるちょっと前で止めておく。
本体と延長管の間に挟むパッキンを接続口に入れておく。写真だと青っぽいやつね。

分岐栓側のネジ保護キャップを外すとフィルタ兼パッキンがぽろっと落ちるので、これも転がって無くならないように雑巾の上などでキャップを取り外す。
延長管側のメスネジのほうにフィルタを入れて、分岐栓をねじ込んでいき、延長管に分岐栓を装着する。

延長管に分岐栓をつける

延長管にホルダー(壁に固定するプラスティックなやつ)を仮装着し、分岐栓を装着した延長管を本体に接続する。
本体に延長管のネジ部を合わせて、本体側のナットをレンチで締めていく。
このとき、延長管の角度を見ながら本体の最終的なねじ込みをする。

本体に延長管を接続。ホルダー位置決め

ホルダーと壁の間にスペーサーを入れてホルダーの位置決めをし、鉛筆でしるしをつける。
本体から延長管を取り外し、壁につけたしるしに合わせてスペーサーのシールを外して壁に接着する。
(壁がコンクリートの場合。石膏ボードの場合はネジを使うので説明書を見るように)

接着したスペーサーのもう1枚のシールを外す。

壁に貼ったスペーサーに合わせてホルダーを接着しつつ、本体と延長管の接続をする。
ちょっとしたずれはスペーサーが吸収してくれるので、慎重かつ大胆に作業するしかない。

本体と延長管の接続ができたら、本体と延長管、延長管と分岐コックの接続部にレンチで最終的な締め付けをする。

レンチで最終的に締め付ける

ここはシールテープを使ってないので、やり直しが利くので大きな気持ちでやってよい。

最後に洗濯機の給水ホースをつなぐ。

出来上がり

レバーを回して栓を開き、洗濯機を稼働させて給水できるか、水漏れしてないか確認し、問題なければできあがり。

あとは新しい洗濯機の配達を待つだけ。

===参考===
洗濯機用水道栓の交換(TW11→壁ピタ栓CB-L6)
自分でできた!壁ピタ水栓CB-L6の取り付け方法
パナソニック(Panasonic) 壁ピタ水栓 CB-L6を取り付けてみた。

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