Banana Pi R2でADS-B受信機を作る


使わなくなって死蔵されていたというBanana Pi R2を友人から譲り受けた。
Quad-core ARM Cortex-A7, 2GB memoryとADS-B受信機を作るには十分なスペック。(Single core, 512MBなRaspi初代でも受信だけならやれる)

OSをMicroSDに入れて、ADS-B受信関連のツール類をインストールしないといけないんだが、Banana Pi R2自体が古くて最近のOSが見つからない。
なんとか見つけたのがDebian10のイメージ。
https://forum.banana-pi.org/t/bpi-r2-new-image-debian-10-buster-image-with-kernel-4-19-62/9601

書きながら検索したらDebian 11 (Bullseye)のイメージが見つかった。なぜ…
https://forum.banana-pi.org/t/bpi-r2-debian-bullseye-image/12592/20

まぁいいや。

Debian 10 (Buster)のイメージを入れて、Debian 12 (Bookworm)に上げたイメージを自分のバックアップを兼ねてGithubにおいてある。いまさらBanana Pi R2を使う人なんていないだろうけど。
https://github.com/koj911/bpi-r2-debian/

このイメージをmicroSDに入れて起動したらDHCPでIP addressを自動で設定してネットワーク越しにsshでloginできる。

$ ssh -l root bpi-r2.local

(password: bananapi)

ネットワークにうまく繋がらない可能性はあるので、debug-uart-cableを用意しておくのがおすすめ。
https://s.click.aliexpress.com/e/_ooSUTS9

loginできたら、dump1090(個人的にはreadsbがお気に入り)、tar1090、集約サイト(fr24, radarbox, adsbexchange, airplanes.liveなど)のfeed toolをインストールして構築していけばいいのだが、ADSB.imがまとめて面倒をみてくれるのでお世話になるのがいいと思う。

Raspberry Pi、Orange PiなどならmicroSD用のイメージが提供されているが、Banana Pi R2のイメージはないのでインストール用のスクリプトを使ってインストールする。

# curl https://raw.githubusercontent.com/dirkhh/adsb-feeder-image/main/src/tools/app-install.sh | bash

(https://github.com/dirkhh/adsb-feeder-image)

これを実行するとcurlがないといわれ、curlを入れてスクリプトを実行するといろいろ足りないと言われるので、先にインストールしておくとよい。

# apt install -y curl
# apt install -y python3 python3-flask python3-requests git docker.io docker-compose usbutils

スクリプトが問題なく終われば、あとはPCのブラウザから以下のアドレスにアクセスして設定していく。

http://bpi-r2.local:1099/

(続きはあとで…)

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